和歌発祥の地

神秘的な奥の宮
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須我神社の奥の宮が凄いらしいと伺い、是非詣りたいと願っていた神社の1つでした。

奥の宮は、本当に素晴らしく、言葉には言い表せない程の神秘的な場所。それはまるで、もののけ姫に登場する”こだま”が住んでいるような神聖な森でした。
そして私は今、スサノオと同じ景色を見ているだろう事に感動し、目の前に広がる景色にも感動しております。

この場所は、日本で初めて作られた宮と言われており、和歌発祥の地ともなっているそうです。

和歌発祥の地

古事記によると、ヤマタノオロチを退治したスサノオは、妻のクシイナダ姫と新居の地を探している時、
私はここに来て心がすがすがしくなったよ」と、この素晴らしい景色を見て言い、ここに宮を造りました。
これが日本で初めて造った宮で、「日本初の宮」と言われています。

また、この「すがすがしい」という言葉から、この辺りの地名が須我となったそうです。

そしてスサノオは、新居の宮が出来上がった時、雲が立ち上がるのを見て、
八雲立(やくも)つ 出雲八重垣(いずもやえがき) 妻籠(つまご)みに 八重垣(やえがき)つくる その八重垣(やえがき)
と、詠いました。この和歌は、日本最古の和歌とされており、三十一文字和歌発祥の地とされています。

意味は、「雲が幾重にも湧く出雲の地で、妻との新居によい場所を見つけた。妻を守るために垣根を幾重にも造ろう」

なんとも妻思いのスサノオですね。暴れん坊なイメージが強かったので意外な印象を受けました。
そして、この和歌の中の「出雲」が、出雲の地名の由来ともされているそうです。

※須我神社案内参照
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参拝方法のひとつとして、本殿と奥の宮を詣る、「二宮詣で」という参拝方法があるそうです。


二宮詣で

須我神社では古来より本社と奥宮の「二宮詣で」の習わしがあます。
それは、本社で受けた祈願札を奥の宮に収め、詣る祈願方法です。(初穂料:千円)

祈願札は、本社社務所で受けることができます。
祈願札を受けましたら、祈願札に願い事を書いて、奥の宮の祈願札納箱へ納め、詣ります。

納めた祈願札は、毎月、1日と15日に、願いが叶うよう祈祷をして下さるそうです。

パワースポットともいわれている奥の宮で霊気を戴き、更に、二宮詣でをする事で、より一層の御利益が戴けそうですね。

では、奥の宮の案内へ参ります。

奥の宮

神秘的な雰囲気の奥の宮の岩座(いわくら)にたどり着くまでは、和歌発祥の地らしく、道中には和歌が置かれていました。
そして、岩座(いわくらまでは山道をひたすら登ります。

道は、ハイキングの山登り感覚で歩きやすいように、階段が整備されていました。
が、運動不足の自分を恨む程の長い道のり。

「簡単に神秘的な景色は見せられないよ」と、スサノオから修業をさせられている気持ちになりました。

途中、お清めの湧き水「神泉坂根水」があるので、こちらで身を清め、また、ひたすら登ります。

ようやく奥の宮へ辿り着くと、「頑張ってここまで登ってきて良かった。」と思える神秘的な岩座が現れました。
とても大きな岩が三体、どうやってこの岩座がこの形になったのか?どうやってこの場所に置いたのか?など、色々考えると不思議で、自然の力に圧倒されました。

下の写真が道中です。
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大きな岩がスサノオ、寄り添うようにクシイナダ姫、一番小さいけれど、わんぱくな雰囲気を感じてしまった岩は御子神(みこがみ)清之湯山主三名狭漏彦八島野命(すがのゆやまぬしみなさろひこやしまのみこと)です。
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神秘的な景色で、清々しいマイナスイオンに包まれて、パワースポットの霊気を戴きました。

地図